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【観戦記】平成27年度全国高校総合体育大会サッカー競技大会(準決勝)

8月8日(土)準決勝
13:00 東福岡5-2立正大淞南(ユニバー記念競技場)

得点者:藤川(虎)・橋本(和)・藤川(虎)・藤川(虎)・餅山

(マッチレポート)
東福岡は4:1:4:1、立正大淞南は4:4:2の中盤をフラットにする形で試合が開始された。立ち上がり、東福岡は両SHが大きく開き、ピッチ全体を広く使う。片方のサイドに相手を寄せたところから逆サイドへの大きな展開を狙い、MF⑪三宅とMF⑧橋本が積極的にゴールへしかける。立正大淞南はツートップ⑯杉本、⑰井上のスピードで相手の背後をシンプルに狙い、個の力で攻撃を仕掛ける。
5分に試合が動く。立正大淞南の速い中央の攻撃からシュートのこぼれ球に素早く反応したFW⑰井上がワンタッチで落ち着いてゴールに流し込み先制。
その後も東福岡はショートパスのミスから相手のスピードある攻撃を受けてしまう場面もあったが、GK①脇野の積極的な飛び出しやDFと連携した守備により、追加点を与えない。東福岡は相手のフラットになったディフェンスラインと中盤のラインの間で1トップ⑦毎熊にボールが入りだすと、2列目のサポートの距離とタイミングがよく、ワンタッチのパス交換からサイドを攻略する時間が増える。
すると、サイド攻撃を起点に得点が生まれる。立正大淞南はディフェンスラインが下がってしまうことで、中盤との間に大きなスペースを作ってしまい、相手に時間とスペースを与える展開が続く。後半に入っても試合の流れは大きく変わらない。立正大淞南はMF⑩上村の個人での突破に活路を見出し、1点返すことができたが、東福岡のGKを中心としたゴール前の守備を崩すことはできなかった。
東福岡はボールフォルダーから見える選手を少ないタッチ数でシンプルに使い、ワンツーや3人目の動きでサイドを突破し相手ゴールに迫り、追加点を奪うことに成功。立正大淞南はディフェンスラインが安易に下がってしまい、ファーストディフェンダーの決定が遅れ、ボールフォルダーに寄せきれない場面を終始作ってしまったことが、大量失点の原因となった。
東福岡は中央を崩されることはなかったが、サイドにボールがある際に、ボールから目を切り、ボックス内の守備を整え準備することができれば、さらに失点が防げると思われる。13時キックオフの過酷な条件の中、最後まで全力を尽くした両校の健闘を称えたい。

※大会公式記録よりマッチレポート部分を抜粋して掲載。なお、大会公式記録担当の兵庫県高体連技術委員会様から事前に当HPへの掲載許可をいただいております。

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