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【観戦記】平成26年度全国高校総合体育大会サッカー競技大会(準決勝)

8月7日(木)準決勝
10:00 東福岡3-1青森山田(韮崎中央公園芝生広場)

得点者:木藤・赤木(翼)・赤木(翼)

(マッチレポート)
初戦から爆発的な得点力でゴールを量産し勝ち上がってきた東福岡と相手または試合展開により戦い方を使い分け、試合巧者ぶりを発揮しながら粘り強く勝ち上がってきた青森山田との準決勝は、爽やかな晴天微風の中でキックオフを迎えた。東福岡のシステムはMF⑥近藤をアンカーに据えた4:3:3。個々の正確な技術を武器に奪ったボールを大事に運び、MF⑩中島を中心にポゼッションしながらゴールに迫る。対する青森山田は両SH②小笠原⑬北城を低めに配置し、5バック気味にした3:6:1のシステム。両SHを含めたDFラインのコントロールと、アンカー⑥岸本との連携の中で素早くプレッシャーをかけ、相手攻撃陣をしっかり管理し、奪ったボールをFW⑪松木につなぎMF⑩丹代⑧野口が関わりスピードのある攻撃でチャンスを窺う。立ち上がりから個の能力で勝る東福岡がゲームを支配し、ポゼッションをしながら幾度と無くチャンスを創りだす。ゲームが動いたのは11分、青森山田のフィードのミスをSDF③末永がカットし、左サイドに流れていたFW⑨木藤にパス、素早いターンから相手DFをかわしゴールを決め先制に成功する。その後も攻撃の手を緩めない東福岡は24分中盤で奪ったボールをMF⑩⑥⑯が関わった素晴らしいパスワークで右MF⑦増山に展開、スピードに乗ったドリブルからのクロスをMF⑪赤木が合わせ追加点を奪った。失点と暑さのせいか、少し勢いを失い、足の止まり始めた青森山田は33分にも追加点をゆるしてしまう。東福岡は左サイドからFW⑨木藤にくさびを入れ、カットインしながら走りこんできたMF⑪赤木に合わせ3点目を奪った。
後半、青森山田は4バックにし、MF⑦山下を替えて⑪霞を投入した。それにより相手MFのマークが明確になり主導権を握りはじめる。この采配がはまりだし相手の自由を奪い、シュートまで持ち込む回数が増えてくる。また東福岡は暑さのせいもあり全体の運動量が落ち始め、青森山田の反撃を受ける。青森山田は50分左サイドからのFKをDF⑯平松がヘディングで合わせるが惜しくもバーをかすめる。攻勢に出た青森山田は59分1点を返す。自陣で奪ったボールを右サイドのMF⑨木戸に展開し、中央から右DFラインの裏に走りこんだMF⑧野口に合わせる。ドリブルでゴールライン付近まで切り込みグラウンダーのクロスをFW⑪松木がゴールネットを揺らした。その後もサイド攻撃を繰り返し何度も東福岡ゴールに迫るが相手DFの体を張ったブロックになかなかゴールを奪えずタイムアップ。後半、システムを変えて反撃に出た青森山田であったが、前半の3失点が大きく響いた。一方、東福岡はこのゲームも素晴らしい攻撃力を見せつけた。しかし後半も前半と同様に運動量を落とさずに戦い抜くことができるかが優勝へのキーポイントとなるだろう。

※大会公式記録よりマッチレポート部分を抜粋して掲載。なお、大会実行委員会から当HPへの転載許可をいただいております。

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