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【観戦記】JFAプリンスリーグ U-18 九州 2006 1部(第11節)

○東福岡2-1大津●
得点者:井上・出雲(東福岡)オウンゴール(大津)

快晴の大津町運動公園で行われたプリンスリーグ九州1部最終節。この1戦で全日本ユースへの出場が決まる大一番。
東福岡は序盤は持ち前のサイド攻撃。ボールを奪ったらサイドから中央、中央からサイドに開きスピーティに展開し前線にボールにつなぐ。
立ち上がりはお互い探り合いの状態だったが、前半24分井上が先制ゴールを奪うと、東福岡ペースで試合が推移するが追加点を奪えない。大津の左CKからシュートのクリアボールが誤って東福岡DFに当たり同点。このまま前半は1-1で終了。

後半は大津の猛攻が続き、重苦しい雰囲気のなか推移する。GKと1対1や至近弾など決定的な場面も神懸り的なファインセーブを連発し、追加点を許さない。引き分けで試合終了かと思われた後半37分、FW出雲が上手く飛び出し劇的な逆転ゴール。このまま試合が終了し、2-1で東福岡が勝利をおさめた。後半は一方的な大津ペースで東福岡のシュートは数本しか無かったが、粘り強く守り数少ないチャンスをゴールにつないだ。

隣の球技場で同時刻に行われているアビスパ福岡U-18も6-1で鵬翔に大勝したものの、前節までの累計得失点差をプラスして東福岡のプリンスリーグ九州1部での3位以内が確定し、この時点で全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会への出場が決定した。

大津も地元の大声援を受け、真剣勝負の好ゲームだった。最後に酷暑のなか両チームの健闘をたたえたい。

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